会社のこと
積算研修会
積算の研修へ行ってきました。
積算?あまりなじみのない方もいると思います。
積算とは、
材料費・労務費・機械経費など、工事費を構成する費用を積み上げ、
全体の工事費を計算する方法またはその業務のことです。
工事費の予定価格は、積算により求められているため、これを学ぶことは
受注者にとって非常に大切です。
せっかく勉強したので、いつものようにアウトプットしたいと思います。
工事価格は、大きく分けて、直接工事費・間接工事費・一般管理費の3つの費用から
算出されております。
1.直接工事費とは、
目的構造物を築造するために直接必要となる築造費等、明確に把握できる作業に係る費用
材料費、労務費、直接経費の3要素から構成されます。
2.間接工事費とは、
工事目的構造物の出来には直接関係ないが、各工事部門別の施工に際して共通的に使用される費用で、
各工事目的構造物ごとに投入量を個別に把握することが困難な費用です。
間接工事費は、共通仮設費と現場管理費から構成されています。
2-1.それでは共通仮設費とは
仮設工事のうち、目的構造物を施工する行為には直接的には関係ないが
工事全体を施工するにあたって必要になる費用です。
具体的には、
準備や跡片付けに要する費用、土地の借り上げ等に要する役務費、
品質や出来を証明する為の技術管理費等です。
2-2.それともうひとつ現場管理費とは、
施工において、品質管理、工程管理、原価管理、労務管理、安全管理など
工事監理を実施するために必要な費用です。
具体的には、
現場で監理を行う従業員の給料手当て、現場労働者の法定福利費や交通費等です。
3.一般管理費とは、
工事施工にあたる企業の継続運営に必要な費用をいい、請負業者の本店や支店における必要な費用です。
一物件ごと、以上の費用を合算したもので請負工事価格が算出されております。
いまの時代でこそ、エクセルの自動計算や、積算ソフトを導入してこの作業を行っておりますが、
一昔前では、電卓により計算していたそうで、その頃積算作業をされていた方々は、
期間が決められている中、積算をしてなおかつ実行予算を組んでと,大変な仕事だったと思います。
受注の為には、工事物件のコストを把握するのも大切ですが、それと同時に正確な積算も合わせて大切なので、
より精度を上げられるよう日々勉強に努めて行きたいです。